弾く人の心を写すピアノの音色。
その日、その時々に指から伝わる微妙な変化をキャッチし
表現されるその繊細な仕組みは、どうなっているのでしょう?
素材や設計、造りの違い、また、輸入、国産ピアノのメーカーのご紹介など
良いピアノの選び方にもつながる“ピアノ”という楽器について松田楽器ピアノギャラリーのスタッフがお届けします。
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桜が咲き始めましたね・・・・
色んなピアノとの出会いがありそうでワクワクのピグです(*^^)v
今回のスタインウェイ⑤は、ピアノの上の大きな蓋を開けると見える
金色の金属部分『フレーム』について
ピアノの弦全体の張力はおよそ20t。
その張力を木の支柱と一体となって保持しているのが『フレーム』です。
ピアノが発明された18世紀のはじめから、19世紀初頭までのおよそ100年間は
金属のフレームは使われていませんでしたが、より豊かで美しい音色が求められ
次第に強い力で弦が張られるようになり、その張力を木の支柱と一体となって
保持するために金属のフレームは生まれました。
※文字か刻印されている金属部分が『フレーム』
しかし、スタインウェイは『フレーム』に張力保持だけでなく
音響においても重要な役割を持たせました。
フレームを響板に触れることなく木製のダボを支えにしておき
フレームを緩やかなアーチにすることにより、響板とフレームの間に
より大きな空間を生み出し、共鳴を増幅させたのです。
(特許取得)
※木製のダボ(側板手前の響鳴板からの柱)にフレームが置かれる様子
木材だけでなく、金属も音を響かせる・・・
金属を響鳴させると雑音になるのでは?と思うのですが
音として考えるとは、なかなか思いつかない事ですね
スタインウェイがピアノを変化させた部分を
これまでにいくつかお話しさせて頂きました。
どこの部分をとって見ても“可能な限り最高のピアノを”という
スタインウェイの気持ちが伝わってきますね。
ピアノ全体が一つの共鳴体であることを感じさせてくれるスタインウェイ
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
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