弾く人の心を写すピアノの音色。
その日、その時々に指から伝わる微妙な変化をキャッチし
表現されるその繊細な仕組みは、どうなっているのでしょう?
素材や設計、造りの違い、また、輸入、国産ピアノのメーカーのご紹介など
良いピアノの選び方にもつながる“ピアノ”という楽器について松田楽器ピアノギャラリーのスタッフがお届けします。
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もう花粉にやられているピグです(*^^)v目がかゆい・・・
前回スタンウェイが現代ピアノを創りあげたとお話ししました。
スタインウェイは現代ピアノを創り上げる為に100以上の特許をとりました。
今回から、スタインウェイがピアノの製造について
どの部分をどのように変えたのか
代表的なものをいくつかあげていきたいと思います。
今回はピアノの『リム』について。
リムと言われて分かる方は少ないかもしれません。
日本語で訳すと「縁・わく」となりますので
リムとはピアノの曲線を描いている側板のことを指します。
リムは、もともと今のような美しい曲線ではなく、角ばったケースでした。
その為、音の伝達がスムーズではなく、響きにくくなっていました。
※外側のラインは以前のピアノの型。内側の丸みのあるラインは
スタインウェイが設計したピアノの型
それをスタインウェイは、18枚の無垢の堅木の板を
木目を水平にそろえて張り合せ、熱や蒸気を使わないで
リムの形に曲げるという独自の製造方法(1工程)で
現在のピアノ曲線に成形したのです。すごい技術ですよね!
蒸気や熱を使わないことにより、リムは『安定性』『耐久性』
さらに『永続性』を保つようになりました。
そして曲線となったことにより、リムはピアノのケースだけの役割でなく
共鳴体全体の重要な構成要素の1つとなったのです。
ピアノ全体が一つの共鳴体。
ピアノ製作に音響学を取り入れたスタインウェイの
いかに楽器を響かせようとしていた思いが伝わってきます。
そんな熱い思いのこもったスタインウェイ
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
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