弾く人の心を写すピアノの音色。
その日、その時々に指から伝わる微妙な変化をキャッチし
表現されるその繊細な仕組みは、どうなっているのでしょう?
素材や設計、造りの違い、また、輸入、国産ピアノのメーカーのご紹介など
良いピアノの選び方にもつながる“ピアノ”という楽器について松田楽器ピアノギャラリーのスタッフがお届けします。
|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
桜が咲き始めましたね・・・・
色んなピアノとの出会いがありそうでワクワクのピグです(*^^)v
今回のスタインウェイ⑤は、ピアノの上の大きな蓋を開けると見える
金色の金属部分『フレーム』について
ピアノの弦全体の張力はおよそ20t。
その張力を木の支柱と一体となって保持しているのが『フレーム』です。
ピアノが発明された18世紀のはじめから、19世紀初頭までのおよそ100年間は
金属のフレームは使われていませんでしたが、より豊かで美しい音色が求められ
次第に強い力で弦が張られるようになり、その張力を木の支柱と一体となって
保持するために金属のフレームは生まれました。
※文字か刻印されている金属部分が『フレーム』
しかし、スタインウェイは『フレーム』に張力保持だけでなく
音響においても重要な役割を持たせました。
フレームを響板に触れることなく木製のダボを支えにしておき
フレームを緩やかなアーチにすることにより、響板とフレームの間に
より大きな空間を生み出し、共鳴を増幅させたのです。
(特許取得)
※木製のダボ(側板手前の響鳴板からの柱)にフレームが置かれる様子
木材だけでなく、金属も音を響かせる・・・
金属を響鳴させると雑音になるのでは?と思うのですが
音として考えるとは、なかなか思いつかない事ですね
スタインウェイがピアノを変化させた部分を
これまでにいくつかお話しさせて頂きました。
どこの部分をとって見ても“可能な限り最高のピアノを”という
スタインウェイの気持ちが伝わってきますね。
ピアノ全体が一つの共鳴体であることを感じさせてくれるスタインウェイ
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
↓ ↓ ↓
本当にピアノって奥深い…
前回はリムについてお話しました。
今回からスタインウェイピアノの内部についてお話していきます。
今回は・・・『駒』
ピアノの中をのぞくとまず目に入るのは、たくさんの弦。
よく見ると、弦の下に黒いラインの入った木(2か所)があります。これが『駒』。
※赤いフェルトの上の黒いラインに見える部分の木が『駒』。
『駒』は、弦の振動を響板に伝達する役割をしています。
駒の上面には弦が乗り、下面は響板に接着されています。
弦の振動が駒に伝わり、その振動が今度は響板に伝わり音を増大させます。
スタインウェイは弦からの振動を可能な限り効率よく響板に伝えるために
駒の板を垂直に何枚も重ね張り合わせて駒を造りました。(特許を取得)
※板を垂直に何枚も重ね張り合せたスタインウェイの駒
このことにより、弦から生まれた振動が響板にスムーズに伝わり
ピアノの音質に良い影響を与えるようになったのです。
弦から生まれた振動を良い音質として最大限に引き出す工夫をしたのですね!
こんな所からも最高のピアノにこだわるスタインウェイの意思が伝わってきます。
最高のピアノの音にこだわっているスタインウェイ
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
↓ ↓ ↓
もう花粉にやられているピグです(*^^)v目がかゆい・・・
前回スタンウェイが現代ピアノを創りあげたとお話ししました。
スタインウェイは現代ピアノを創り上げる為に100以上の特許をとりました。
今回から、スタインウェイがピアノの製造について
どの部分をどのように変えたのか
代表的なものをいくつかあげていきたいと思います。
今回はピアノの『リム』について。
リムと言われて分かる方は少ないかもしれません。
日本語で訳すと「縁・わく」となりますので
リムとはピアノの曲線を描いている側板のことを指します。
リムは、もともと今のような美しい曲線ではなく、角ばったケースでした。
その為、音の伝達がスムーズではなく、響きにくくなっていました。
※外側のラインは以前のピアノの型。内側の丸みのあるラインは
スタインウェイが設計したピアノの型
それをスタインウェイは、18枚の無垢の堅木の板を
木目を水平にそろえて張り合せ、熱や蒸気を使わないで
リムの形に曲げるという独自の製造方法(1工程)で
現在のピアノ曲線に成形したのです。すごい技術ですよね!
蒸気や熱を使わないことにより、リムは『安定性』『耐久性』
さらに『永続性』を保つようになりました。
そして曲線となったことにより、リムはピアノのケースだけの役割でなく
共鳴体全体の重要な構成要素の1つとなったのです。
ピアノ全体が一つの共鳴体。
ピアノ製作に音響学を取り入れたスタインウェイの
いかに楽器を響かせようとしていた思いが伝わってきます。
そんな熱い思いのこもったスタインウェイ
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
↓ ↓ ↓
「スタインウェイ」は、家具職人であったハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェグが
ドイツの自宅キッチンで最初のピアノを創ったのが始まりです。
これが有名な“キッチンピアノ”や“No.1”ピアノと言われるピアノですね。
そして1853年ドイツからアメリカに移住していたハインリヒと息子たちが
『スタインウェイ&サンズ社』を創立しました。
ハインリヒ達の心を掻き立てていたのは
“これ以上はない最高のピアノを創ろう”
という強い願望!!
この強い願望によりその後30年間で、音響理論など当時の最新の科学研究に基づき
現代ピアノ製造における基礎を築き上げました。
当時の最新科学研究を取り入れるといっても、PCなど便利なものなど無い時代です。
その苦労は相当大変なものだったと思います。
ハインリヒ達の願望によりピアノがどのように変化したのか?
気になりませんか?_
次回から、スタインウェイがどのようにピアノを変化させたのか
お話ししていきたいと思います。
現代ピアノ製造における基礎であるスタインウェイが
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
↓ ↓ ↓
ピアノのブランド名が気になるピグです(*^^)v
多くのホールで使用され、世界中の音楽家達に愛用されているスタインウェイ
当店にもスタインウェイO型が入荷しております
実際に聴くスタインウェイのピアノの音は、やはり響きに品と豊さを感じます
素晴らしい音色を奏でてくれるスタインウェイ
ブランド名は知っているけれど、どうして有名なの?と
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
前回までは、ベヒシュタインのお話でしたが
これから何回かに分けて、スタインウェイとはどんなピアノなのかを
ご説明したいと思います。
実物を見たい・素晴らしい音が聴きたいという方は
ただ今松田楽器ピアノギャラリーで展示中です♪
ご興味のある方は是非ご試弾にどうぞ
こんな情報知りたかった!と思ってくださった方!
今後のブログネタの参考にさせていただきますので、ぜひ「拍手する」していただけますと嬉しいです♪
よろしくお願いします!!
↓ ↓ ↓